第3戦/バーレーン予選異聞
バーレーン・グランプリの予選(4/5)でBMWザウバーのロバート・クビサ(私はこれまでクビカとしていたが、放送でもwebでもこの表現が多いので今後そうする)がポールシッターとなった。
フェラーリでもマクラーレンでもない、BMWザウバーに乗るクビサがマッサ、ハミルトン、ライコネンを抑えてポールポジションの座を獲得したのだ。
これは、あるいは(今シーズンからの)予選のレギュレーション変更が招いた副産物の結果なのかも知れない。
ウイリー・ランプがデザイン面で大きな力を持つ「BMWザウバーF1マシン」。
自慢の風洞から生まれ出たものには違いないが、他チームのマシンとはデザイン的に一線を画しているといえよう。
したがってF1ファンでも好き嫌いが激しい。
空力付加物も独特で、極端にいうと1戦毎に変わって出場してきている感じである。
私的にも、今のBMWザウバーがどうして速いのかよく分からずじまい。
が、どうであれ、今回のポール獲得は紛れもない事実である。
もちろんポーランド人のクビサにとってもBMWにとっても初のことだ。
思いもかけないことで明日の決勝レースが見ものともなった。
このところ、グングンのしてきたBMWザウバーとクビサ(開幕戦フロントロー、2戦め2位)だっただけに、くるべきものがきた結果ともいえるが、誰の眼にもいささか唐突に映ったのではないだろうか。
さあ、そこで、明日の決勝ではこのクビサ/BMWがスタート後に飛び出し、逃げ切れるかどうか、今後を占う意味でも眼が離せないところであろう。
砂漠の中にあるバーレーン・インターナショナル・サーキット(1周5.142km、決勝57周)、今日の予選の天候は晴れ。
気温は28度C、路面温度は39度C、湿度17%、風が4.1mあった。
SAF1の琢磨は最終コーナーでスピンアウトし一時赤旗。
デビッドソンもふるわず。
が、トヨタのトゥルーリは7位、ホンダのバトンは9位。
中嶋一貴は16位であった。
予選結果 1位:クビサ 2位:マッサ 3位:ハミルトン 4位:ライコネン 5位:コバライネン 6位:ハイドフェルド 7位:トゥルーリ 8位:ロズベルグ 9位:バトン 10位:アロンソ
名前 ロバート・クビサ
(Robert Kubica)
F1デビュー 2006年ハンガリーGP
チーム歴 06年~BMWザウバー
出走 24回(06年ハンガリーGP失格)
ポールポジション 0回
ファステストラップ 0回
優勝 0回
総得点数 53
最高位 2位
主なレース歴 02年フォーミュラ・ルノー・イタリア 2位、03年~04年ユーロF3、04年F3マカオGP 2位、05年ワールド・シリーズ by ルノー チャンピオン、同年F3マカオGP 2位、06年BMWザウバー サードドライバー
生年月日 1984年12月7日
国籍 ポーランド
身長 184cm
体重 73kg
趣味 ボーリング、コンピューターゲーム、インドアカート
住所 クラクフ(ポーランド)
婚姻の有無 独身
data;Yahoo Formula1
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